近年は家庭内事故も他人事ではなくなり、交通通事故よりも発生件数が増えてきています。

家庭における不慮の事故の種類別死亡数の年次推移 　平成7〜20年

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　厚生労働省年次別データより


上記のようにここ十数年の間に家庭内での死亡事故数は右肩上がりに増加しています。

もはや他人事ではなく身近な問題としてとらえる時がきています。


特に転倒・転落・溺死・窒息などは総数の半分以上を占め、乳幼児や高齢者が犠牲になって

いて、家庭内はやすらぎの場でもありますが、一歩間違えると命を落としかねない落とし

穴が待っています。


今後このような増加傾向に対する安全対策が必要となってきますので、国や市などがもっと

積極的に取り組む問題だと思います。


そして何よりも身近な人が、もっと周りに目を向けて乳幼児やお年寄りなどの不慮の事故を

防ぐ事前対策も必要ではないでしょうか。



事故発生場所


事故は屋外より室内のほうが多く発生しており、その中でも「居室」が最も多い。

室内での事故発生率は「78.9％」、屋外は「20.9％」で約8割が屋内での発生です。


内訳を見れば「居室」45.0％、「階段」18.7％、「台所・食堂」17.0％の順に多い。

年齢により若干の順番が違いますが発生場所としてはほぼ同じになります。


「屋外」とはベランダ、屋根、屋上、敷地内道路、敷地内庭園に分類されます。


事故の原因としては65歳未満の「転落」17.8％、「転倒」7.1％をあわせても全体の

2割ぐらいですが65歳以上になると「転落」30.4％、「転倒」22.1％とあわせて約半数を

占めています。


中でも注意が必要なのは階段です。65歳以上になると全体の20％ぐらいを占め事故発生

場所としても上位にあります。



みなさんも一度はドキッとしたことがあると思いますが、階段で足をすべらせると打撲、

捻挫または打ち所が悪ければ死亡事故につながります。


高齢者になればなるほど危険度も増してくるので、階段に手すりを付けるなどの対策が

必要になってくるでしょう。




事故発生場所詳細（屋内）


　65歳未満 (％）　　　　　　　　　　　　　　　 　65歳以上(％）

（国民生活センターより）






















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